INVESTORS投資家情報

中期経営計画(2022年~2024年)

2022年からの3年間を
大きな成長を目指した基盤固めの
期間と位置づけ、
事業拡大に向けた成長投資を行います

基本方針

中期経営計画(2022年〜2024年) 基本方針

成長イメージ

中期経営計画 成長イメージ

トップメッセージ

写真:代表取締役社長 高橋 忠郎
代表取締役社長 高橋 忠郎

これからの3年間で目指すのは、3年後(24/12期)の単年度売上高62億円と経常利益5.9億円。
この目標を掲げた背景には、DX(デジタルトランスフォーメーション) 市場の急速な成長があります。私たちはこれまで、複数の汎用的な業務パッケージやITサービスを活用するお客様の「ラストワンマイル領域」を「埋める」ことに特化してビジネスを拡大してきました。しかし今、お客様から強く求められているのは、汎用的な業務パッケージやRPA/AI等の先端技術を活用し、業務プロセス全体やビジネスそのものをITの力で変革し続けようとするDXへの取り組みのサポートです。それが、当社のソリューションの考え方です。


初年度の最重要課題は
資質の高い人材の獲得と育成

そのスタートとなる2022年12月期の最重要課題は、人材の獲得と育成です。これからは良好な外部環境を前提に中長期的な視野で人材を揃え、育成し、体制を整えてお客様の旺盛な需要に対応していきます。

人材獲得の軸は新卒採用です。2019年10月の東証マザーズへの上場後は応募総数が一気に増え、志望してくれる学生の資質も格段に上がっています。もともと当社は新卒社員の教育に力を入れており、文系の未経験者を理工系・情報系と同等レベルまでキャッチアップするノウハウがあります。

即戦力の獲得が難しくなっている中途採用では、結婚や出産を機にIT関連企業を退職し、ブランクがあるものの意欲的に復職先を探している女性の採用を推進しています。女性比率の高まりとともにワークライフバランスに対する意識も変わってきました。

また、若手未経験者(第二新卒含む)の採用にも注力。「社会人スタートの失敗をIT業界で取り返したい」という強い意志と覚悟を知った社員が刺激を受けています。本部長、MDの評価も高いので今期も継続していきます。若手未経験者については、ターゲットを30代まで広げ、他業界での法人営業の経験者など、コミュニケーションおよびコンサルティング力の高い人材の採用を強化。

制度運用上の都合等で早期退職をされたシニア層(50代)の採用もスタートする予定です。 また今期は、M&Aにも引き続き注力。シナジーを創出できる事業資産の獲得とともにエンジニア人材を中心とした人員の獲得を目指します。

成長を続けていく鍵は『影響力』
リーディング企業のニーズを深耕し
資産運用業界で事業拡大を目指す


来年度の企業内大学開設を見据え
ソーシャルメディア型社内報を配信

こうして獲得した人材の能力を高めるため、2023年には社員の教育に特化した企業内大学を開設します。能動的に学び、キャリア形成につなげていける場を提供することによって、社員のモチベーションを高いレベルで維持します。

その入口と位置づけて現在、力を入れて取り組んでいるのがソーシャルメディアのインフラを使った社内報「パワーキャンパス」の製作・配信です。内容は、ローコード開発(可能な限りソースコードを書かずに、アプリケーションや支援ツールを開発する手法)に関するレポート、プロジェクト・ストーリーや最前線で活躍するエンジニアへのインタビュー、イベントレポートなど、読み応えのある記事が中心。社員の反応もいいので、企業内大学のバーチャルキャンパスとして活用していきたいと考えています。


ターゲット顧客やパートナーの力も借りて
持続的な成長をしていく

人材の獲得・育成と並ぶもう1つの基本方針は、既存事業の深耕です。たとえば主力事業のシステムインテグレーションでは、上流工程におけるコンサルティング力と、システム開発・運用保守に関わる技術力によって、アジア・日本で有数の資産運用会社から絶大な信頼を得ています。その当社がこれからさらに成長を続けるためのキーワードは『影響力』。資産運用業界をリードする企業のニーズに当社独自のアイデアを付加して新しい価値を創造し、それを広めていくことで資産運用業界を席巻したいと考えています。

『影響力』でいえば、DXを牽引するテクノロジーパートナーとの信頼関係の構築・維持も不可欠です。当社は国内RPA市場でトップシェアを誇るUiPath社のダイヤモンドパートナー。この関係もフルに活用して、未知の業界・領域への足がかりを作っていきたいですね。


最先端のプラットフォームを駆使して
「ラストワンマイル領域」の技術を変える

当社にとって最も大切なビジネスフィールドである金融の「ラストワンマイル領域」に、最先端のIT技術を持ち込み続ける。これも目指すべきゴールの1つです。金融業界では永らく、Excel VBAのエキスパートが活躍していますが、私たちはこうしたレガシーシステムからの脱却を目指してRPA関連サービスをスタート。システム開発の生産性向上を実現し、圧倒的な存在感を発揮するため、ローコード開発にも力を注いでいます。私たちにとって「ラストワンマイル領域」の技術革新は使命。

すべてのお客様が新しさと楽しさ、便利さを実感できるように、最先端のプラットフォームを駆使して形にしたい。
そのために大切なのは、最初にどのお客様のところへ提案し、実行し、成功させるか。その選択を誤らなければ風向きは一気に変わります。それを3年後に心地良く感じることができれば、当社はさらに成長できると思います。

本中期経営計画では、この3年を「基礎固めフェーズ」と位置づけております。着実な成長と投資を行い、3年後の大きな成長を実現すべく、事業を推進してまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。