UiPath研修・トレーニング 講師コラム(2/2)

前回のつづき

前回に引き続いての二回目、今回は当社のUiPath研修について、「当社の研修カリキュラムの特徴」と「カリキュラム作成にあたって心がけていること」についてお話しします。

当社研修カリキュラムの特徴

「作り込み(=UiPath Studioの使い方)」に特化 した研修カリキュラム

当社の研修カリキュラムですが、具体的な章立てなどは別途資料をご覧いただくとして、一言で言うと「範囲が広い」です。「前回、『範囲が狭い』と言ってたじゃないか」という声が聞こえてきそうなのですが、広いです。前回の「狭い」というのは、RPAという領域全体の中では扱う範囲が「作り込み(=UiPath Studioの使い方)」に特化しているので「狭い」ということです。一方、その「作り込み」の中で見ると幅広い領域について触れていますので、そうした視点においては「広い」ということになります。

カスタマイズ形式のUiPath研修

具体的な技術要素を列挙することは避けますが、当社の研修は広範な要素に対してハンズオンも織り交ぜながら触れていきます。研修テキストはトータルで700ページ近くにもなるため、実際にはお客様のニーズを伺いながら取捨選択していく方式となります。つまり、「全量の中のどの部分を実際の研修で扱うか、扱わないか」を都度カスタマイズして実施していくスタイルです。例えば、「メール送受信にOutlookは使っていないから、Outlookのカリキュラムは研修に含めなくてよい」などといった形ですね。
ご依頼いただければ、テキスト紹介資料をお送りしております。

この「カスタマイズ」は、他の有償研修にはなかなか無いスタイルなのではないかと思っています。これにより、様々な自動化ニーズにお応えするだけでなく、受講者様の様々なITスキルレベルにも対応することが可能となっています。プログラミング未経験者の方から.NETエンジニアの方まで、退屈させない(かつ役に立つ)研修をご用意することができます。

ちなみに、取捨選択の「捨」の部分、つまりスキップされたカリキュラムについても研修テキストとハンズオン回答例は全てご提供していますので、事後に独習することも可能です。このカスタマイズ可能な研修はその性質上、一社様で受講していただく形となります。講師がお客様のもとにお伺いすることも、あるいは受講者様が当社に来社の上受講していただくことも、いずれも可能です。
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クラスルーム形式のUiPath研修

カスタマイズ可能な研修は、受講者様のニーズにより深く寄り添うことができますが、少人数(1~3名)で受講される場合は他社の有償研修と比べて割高となります(料金が講師の人数を基本として算定されるためです)。とりあえず少人数でトライしてみたいといった場合にはクラスルーム形式の研修も実施していますのでご検討ください。

当社にて予め決められた日程で、同じ内容の研修を繰り返し実施しているのがクラスルーム形式です。カリキュラムのカスタマイズはできませんが、1名様から気軽に参加いただくことが可能です。
開催日程のご確認やお申込みはこちらから

カリキュラム作成にあたって心がけていること

最後となりますが、私が研修カリキュラム整備をするにあたって心がけていることをお話しします。先にキーワードを挙げてしまいますと、「逃げない」ということと「ハッピーになろう」ということの二つです。

「逃げない」ということ

まずは「逃げない」について。UiPathは明らかに優れたRPAツールであると断言できますが、RPA製品全体の中で見ると最初の敷居が高めであることも否定できません。特にプログラミング未経験者がトライしようとする場合、変数や代入といった概念のほか、.NET Frameworkのメソッドの知識など、当初はとっつきにくい要素が出てきます。こうした要素を曖昧に扱いつつ「何となく自動化できた」感を出すこともできますが、こうした状態で終わりにしてしまうと後々行き詰まるようになります。ですので、当社の研修はこうしたとっつきにくい要素からも逃げません。初学者向けのカリキュラムであっても「暗黙の型変換」や「名前空間」といったものについてきちんと説明をするなど、「足元のしっかりした知識体系」が得られるようになっています。

「ハッピーになろう」ということ

もう一つが「ハッピーになろう」です。先ほどの「逃げない」も実はハッピーになるための一つの方策なのですが、とにかく、やるからにはハッピーになっていただかないと意味がないと私は考えています。自動化をすることは目的ではなく手段です。何のための手段かと言われれば、単純作業からの解放であってり、より創造的な作業のための時間確保であったり、お客様ごとに様々かと思いますが、手段であることだけは間違いありません。自動化をして、(何らかの形で)ハッピーになる。それが肝心です。そこで当社の研修では、「ただ動いた(自動化できた)」でよしとするのではなく、常にハッピーになることを視点に入れて開発手法をご紹介します。「そんなお花畑みたいな話を」と思われた方、「ハッピーになろう」は言い換えると、「不幸にならないようにしよう」です。こう言いかえると、現実味が出てきませんか?

終わりに

少し長くなってしまいましたが、私からのUiPath研修のご案内はここまでです。いつの日か、皆様と実際にお会いできる日を楽しみにしています。
尚、弊社のUiPath研修・トレーニングのご紹介は、こちら